戦国奇譚妖刀伝 映画チラシ裏
〔解説〕
 メカやロボットではなく、人間のアクションだけで見る人を引きつけるような 作品をつくりたい――。そうした夢を持ちつづけていたアニメ界の若手実力派 スタッフが集まり、持てる力を出しきって製作したオリジナルアニメ『妖刀伝』が、 いよいよ劇場のスクリーンに登場する。
 VHDビデオディスクマガジン「アニメビジョン」連載中から好評を博し、 一昨年5月に単行ディスク化されたこの作品は、第1作「破獄の章」に引き続いて 第2作「鬼哭の章」、そして完結編である第3作「炎情の章」と、シリーズを通して 次々と大ヒット。アニメビデオとしてはトップクラスの売上げを記録するとともに、 アニメ誌やビデオ誌の人気投票でもトップにランクされるほどの人気を獲得した。 とりわけ、主人公である男装の忍者綾之介の人気は高く、多くのキャラクター商品が 登場するほどの熱狂ぶりとなった。
 今回の劇場版は、トータル120分におよぶシリーズ3作を87分に凝縮した総集編。 新作シーンも加わり、ぐんとグレードアップしての登場だ。
 スタッフが自分のイメージ通りの絵を動かしたキレのよいアクションシーン、 そしてすみずみまで丹念に描きこまれたディテールや背景……。大画面スクリーン ならではの迫力を体感できるぞ!

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