戦国奇譚妖刀伝 鬼哭の章 作品ガイド目次へ
妖刀伝作品ガイド
戦国奇譚妖刀伝 鬼哭の章
(C)ビクターエンタテインメント

VT(VHS)JHE-157¥9800(1987/12/18発売)
VT(β)JBE-157¥9800(1987/12/18発売)
カラー40分

 一年後の天正九年。
 綾之介、左近、そして葉ヶ塊の里で父親、妹を殺された不動の龍馬の三人の影忍は、 それぞれ妖刀をたずさえて一族の仇を討つため動き出す。
 彼らは伊賀衆と甲賀衆の協力のもと、信長を伊賀の里に誘いこむ計画を立てた。 しかし甲賀衆の裏切りのため計画は信長の知るところとなり、 逆に四万六千もの軍勢を送りこまれてしまう。世にいう天正伊賀の乱である。
 そんな中、綾之介らは伊賀の里長、百地三太夫から、 信長を倒すカギが記されているという謎の古文書、「妖刀伝」の存在を教えられ、 その探索のため脱出を図る。ところが、その前に立ち塞がったのは 朧七人衆が一人、機羅の真砂にとりつかれた甲賀忍者、佳代だった。 秘かに佳代を慕っていた龍馬であったが、彼の決意に妖刀が覚醒、 断腸の思いで、佳代もろとも機羅の真砂を倒す。
 こうして、信長打倒の旅は続く。

 第二作は天正九年の伊賀が舞台です。
 信長に対し徹底抗戦の構えの伊賀で、綾之介たち3人の間に擦れ違いが 生じてきます。
 急き立てられるように、つねに戦いの中に身を投じ続ける綾之介。
 失った桔梗への愛惜の念に心囚われる龍馬。
 そして、戦うことの意味に迷う左近。
 Tで結集した3人は、戦乱の伊賀で大きく揺れ動き、 左近が戦線を離脱してしまいます。
 登場人物の「心」にスポットを当てた「破」の章です。