綾之介の妖刀

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綾之介の妖刀は小太刀です。鋼の中央が一段へこんでいる刀身で、
鍔に近い部分の刃が尖っています。鞘は柄と同じ青色。
これはただの刀として戦ったら、相当不利です。相手が太刀や槍だったら
簡単に間合いに入られてしまいます。自分の武器の届く範囲が狭いのは、
なんにつけても不利ですから、信長は6.4メートルという長さの槍を使って
いました。その信長軍を相手に小太刀で戦うのは、妖刀でなかったらかなり
無謀な話です。
武士の小太刀(脇差)というのは守り刀で、敵との斬り合いに使うのではなく
お守りや自決・切腹のための刀でした。綾之介は忍者ですから、必ずしも
武士と用途が同じとは限りませんが、いずれにせよ小太刀はあまり実戦
向きの武器ではありません。妖刀としての力があればこその、
この小太刀なのではないでしょうか。
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左近の妖刀
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左近の妖刀は、太刀型です。くの字型に折れ曲がった面妖な刃ですが、
それでも鞘におさまるようにできているようです。
鞘の色は赤、たぶん漆塗り。鞘もかなり頑強なようで、葉ヶ塊忍者に
襲撃されたとき、鞘で鋲を弾き返しています。
鍔は金色で、だいたい40゚-70゚-70゚くらいの二等辺三角形型。
忍び刀は、(忍び込む際の足掛かりとして)鍔に足をかけやすいよう
四角形をしているのが基本ですが、やはり妖刀は特殊なのですね。
くの字型の刀身ですから、研いだり血を拭ったりするのは大変そうですが、
斬られた相手は傷口がご無体なことになるのでダメージ大きそうです。
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龍馬の妖刀
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龍馬の妖刀は、頭と柄じりに刃がある大槍です。
頭のほうは、L字型の刃と両刃の槍を交差させて、金具で留めています。
ふつうに刺して傷口が二箇所できるので、ダメージは大きそうですが、
もしかして抜くのもひと苦労でしょうか。かといって振り回しても、
横方向に出てる刃が突き刺してしまうので、回しにくそうです。
柄じりの刃で、夜叉の香我美を貫きました。
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